神奈川県立神奈川総合産業高等学校の
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業を支援

~webアプリケーション開発実習を通した科学技術系人材の育成~

経緯

神奈川県立神奈川総合産業高等学校様は、平成21年度より、文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に採択され、科学技術の高度化、情報化の急激な進展、地球環境問題への意識の高まり、産業構造や就業構造の変化、社会や経済のグローバル化等の様々な変化に対応し、科学技術の進展や新たな産業の創出に主体的にかかわる創造的な科学技術系人材を育成できる教育課程の構築に取り組まれています。

内田洋行教育総合研究所では、この趣旨に賛同し、CSR活動の一環として昨年度より同校のSSH事業に協力してまいりました。昨年度は「ユビキタス社会を支える無線ネットワークの有効性~安心・安全な無線ネットワークの活用を考える~」をテーマに、電波測定やLAN環境構築を通して、見えないインフラである無線ネットワークの視覚的な理解を促す実習を提供しました。

今年度の取り組み

今年度はよりクリエイティブかつ今日的なテーマとして「webアプリケーション開発」を扱いました。実習の提供にあたり、開発ツール(Microsoft® Visual Web Developer 2010 Express)を活用することで、あえてプログラミングに注力することはせず、開発がどのように進められるのか、あるいは開発されたプログラムがどのような環境で動作し、社会の役に立っているのかなど、webアプリケーション開発を広い視野で捉えて頂けるよう工夫をしました。

今回の実習に取り組むに当たり、自宅のPCにも開発ツールをインストールする生徒さんが見受けられるなど、高い意識を持って取り組んで頂けました。

実習の流れ

日程

授業概要

ステップ

2011/1/15(土)

全体説明~導入(45分)
神奈川総合産業高校
・増山先生ご担当

A:本授業に関する概要説明

B:本授業受講にあたっての基礎知識の解説
 ・インターネットにつながる仕組み(IPアドレスなど)
 ・クライアント、サーバ等の概念の解説

C:Webアプリケーションとは?
 ・ホームページとの違い(静的コンテンツと動的コンテンツ)
 ・身の回りにあるWebアプリケーション

演習1(135分)
内田洋行担当

D:簡単なWebアプリを作ってみよう
 ・テキストボックスへの入力内容が返ってくる程度の画面遷移をしないアプリを作成。
 ・開発環境で作成したアプリのソースを確認し、HTML言語などの記述があることを確認。
 ・開発環境について説明。

2011/1/29(土)

演習2(135分)
内田洋行担当

E:少しレベルアップしたwebアプリを作ってみよう
 ・当社で用意したテンプレートを元に、日記アプリを作成
 ・DB連携、ログイン、検索などの機能を盛り込む。
 ・CSSをカスタマイズしてみる

F:作ったwebアプリを公開してみよう
 ・webサーバへのアップを通して、サーバの概念を知る

G:他の人が作成したWebアプリを使ってみよう
 ・Webクライアント、プラグインの概念を知る

H:他の人が作成したWebアプリを評価してみよう
 ・どうすればもっと使いやすくなるか?

まとめ(45分)
神奈川総合産業高校
・増山先生ご担当

I:本事業の総括
 ・実習では意識しなかった、通信・セキュリティの問題に触れる

実習の様子 

ステップA~B:
増山先生による概要説明の様子(初日)

ステップC:
Webアプリケーションの処理の流れを説明している様子
(初日)

ステップE:
「日記アプリ」作成に挑戦している様子(初日)

ステップF~G:
作成・カスタマイズした「日記アプリ」をLANの中で公開し、
互いにブラウズしている様子
(2日目)

ステップH:
講師からのメッセージ
(2日目)

ステップI:
増山先生によるクロージング
(2日目)

授業を終えて

講座終了後のアンケート結果から、内容として難しい部分はあったものの、興味を持って取り組んでいただき、理解を頂けたことがわかりました。


また、今回学んだ知識をもとにwebアプリを作成しようと思う生徒さんも多く、今後さらに今回のような講座に期待する声も多く見られました。 

 

関連リンク

スーパーサイエンスハイスクール事業
https://ssh.jst.go.jp/

神奈川県立神奈川総合産業高等学校 様
http://www.kanagawasogosangyo-h.pen-kanagawa.ed.jp/